こんにちは、今様です。
超人気コラムニストである尾藤克之さんは、書籍紹介記事をYahoo!ニュースなどに投稿されています。
投稿した記事は何度もPV数1位をとるなど、多くの本のベストセラーのきっかけを作るほど。
そんな尾藤さんの読書術について書かれている本が、『頭がいい人の読書術』です。
本書では、尾藤さんが実際におこなっている「1冊10分でインプットし、30分でアウトプットする技術」について解説されています。
『頭がいい人の読書術』著の「尾藤克之」さんとは?
まずは、『頭がいい人の読書術』著者である尾藤克之(びとうかつゆき)さんの紹介から。
- コラムニスト/著述家
- これまで1万冊以上の本を読み、7,000冊以上を記事化
- ここ1年は1,000冊の本を読み、400冊記事化
- Yahoo!ニュースのPV1位常連
本書の中でも解説されていますが、書籍紹介記事を「Yahoo!ニュース」などに投稿を始めたのは、尾藤克之さんが最初です。
そんなYahoo!ニュースでPV数1位常連である、尾藤克之さんの読書術について書かれているのが、今回紹介する『頭がいい人の読書術』です。
『頭がいい人の読書術』は全部読まない!
つまらなかったら、途中で読むのをやめてもいいのです。
『頭がいい人の読書術』P.31より引用
読書するときに最初から最後まで読もうとする人がいますが、全部読むからといって読書を楽しめるわけではありません。
本の中には、あなたにとって不必要な部分やつまらない部分が多くあります。
そういった部分を無理に読んでも、あなたにとって楽しい読書とは言えませんよね。
ですので、そういった不必要な部分は読まずに飛ばしてもいいのです。
そして、あなたにとって必要な部分を探すためには、読む目的を明確にすることが重要になります。
本を読むとき、全体をまんべんなく読むよりも、重要な2割に時間を投入するべきなのです。
『頭がいい人の読書術』P.76より引用
その本を読む目的を明確にしておけば、目的に沿わない部分は切り捨てることができ、あなたにとって必要な部分だけを重点的に読むことが可能。
そうすることで、あなたにとって本を読む時間というものが今まで以上に有益なものになるでしょう。
そして、あなたにとって必要な部分を本の中から見つける方法が、本書の第2章「本は全部読まなくてもかまわない」に書かれています。
第2章では、
- どんな本でも10分で読むことができる
- 3分の1しか読まなくていい
- 頭の中で、音読してはいけない
- 本の2割を読めば、8割の重要な情報がわかる
- 本を読む前に目的を明確にする
といった、読書を今まで以上に有意義なものにするための、具体的なインプット術が書かれています。
実践的な読書術が書かれてある本であり、そのトレーニング方法まで書かれているため、少しでも多くの本を楽しんで読みたいと感じている方にはおすすめです。
『頭がいい人の読書術』での速読の在り方とは?

「どんな本でも10分で読むことができる」や「3分の1しか読まなくていい」といったことを聞くと、
「なんだ、ただの速読術か」
と思う方もいるでしょう。
しかし、本書の速読の定義は他とは違います。
一般的な速読術の本に書かれている速読の目的は、「本を速く読む」こと。
しかし、本書の速読の目的は「読書を楽しむ」ことにあります。
本の中で、あなたが楽しめる場所を速く見つけて、その部分だけに時間を割くための速読。
それが、本書で紹介されている速読術の目的です。
本当に1冊10分で読めるのか実験してみた!

「1冊10分でインプットし、30分でアウトプットする技術」
というのが本書のキャッチコピーとなっていますが、実際に10分で本を読めるのかは懐疑的ですよね。
しかし、アウトプット前提で読書をすれば、1冊を10分で読むことも可能でした。
アウトプット前提というと難しく聞こえるかもしれませんが、その本を読んで「どういった悩みを解決したいのか」という目的を明確に持てばいいだけなのです。
私は、『頭がいい人の読書術』を読む前に、
- 少しでも本を速く読めるようになりたい!
という目的を持って読み始めました。
目的を達成することを前提としているため、読むべき場所はその目的を達成することができる部分だけ。
実際に本の中の部分でいうと、第2章の「本は全部読まなくてもかまわない」だけでした。
ページ数にすると、たった70ページほど。
その70ページを読めば私の目的は達成することができたので、それ以外のページを読む必要はありません。
このように、本を読む目的を明確にもっていれば、1冊を10分程度で読むことも可能なんです。
まとめ

これまで紹介してきたことをふまえると、
- 少しでもインプットを速くしたい人
- 本を読んでも実行できない人
- 本を読んだ後のアウトプットに時間がかかりすぎる人
にオススメと言えます。
『頭がいい人の読書術』は、
- どんな本でも10分で読むことができる
- 3分の1しか読まなくていい
- 頭の中で、音読してはいけない
- 本の2割を読めば、8割の重要な情報がわかる
- 本を読む前に目的を明確にする
といった、インプットを速くする方法について書かれてある部分が、個人的にとても実践的で勉強になりました。
しかし、本書で学んだインプット術を実践するだけでは何の意味もありません。
重要なのは、アウトプットすること。
本を読んだ後アウトプットをしなければ、あなたの悩みは解決できず成長するとはできません。
本を読む前には、必ずその本を読む目的を明確にしておきましょう!
以上、今様でした。