こんにちは、今様(@imayou_check)です。
1日10~20冊ほど読書をしているメンタリストDaiGoさんが、下の動画の中で絶賛していた本がありました。
それが佐藤優さん著の「読書の技法」という本。

読書の技法
この本を読めば、
- 本当に正しい読書術
- 「速読する本」と「熟読する本」の見分け方
- 読書ノートの取り方
について知ることができます。
【要約】速読の目的は速く読むためではない!

「読書の技法」の著者である佐藤優さんは、月に300~500冊ほどの本を読まれているそうです。
平均してみると、1日10~20冊読んでいる計算になります。
普通に読書をしていたら、こんなに大量の本を1ヶ月で読むことは不可能ですよね。
しかし佐藤優さんは、独自で編み出した読書術を使い、1ヶ月で大量の本を読んでいます。
その読書術について書かれている本が、「読書の技法」です。
本書の中で、
基礎知識は熟読によってしか身につけることはできない。しかし、熟読できる本の数は限られている。そのため、熟読する本を絞り込む、時間を確保するための本の精査として、速読が必要になるのである。
「読書の技法」P.45より引用
という一文があります。
佐藤さんは、「基礎知識が身につけられる熟読すべき本を見つけるために、速読が必要」と述べています。
ここが、普通の読書術や速読術の本とは違うポイントです。
一般的な速読術の本では、「本を速く読むこと」が目的となっています。
それに対して佐藤さんは、「熟読する本を見つける」というのが速読の目的となっているんです。
また、面白いのがこの先。
基礎知識が身につけられる本を熟読するのも、速読をするための準備なんです。
なぜなら、基礎知識がない状態で速読をしてもただページをめくるだけの作業となってしまい、本の内容を理解できないから。
ここを勘違いしている人が多いように思います。
いくら速読のトレーニングをして本を速く読めるようになっても、頭の中で理解していないと自分の知識にすることはできません。
いかに本の内容を自分の知識にし行動できるかが、本を読むうえでの重要なポイントなんです。
本書では、そういった熟読術や速読術などの、正しい読書術の基礎知識について知ることができますよ。
基礎知識は速読のために必要不可欠だった!
『読書の技法
- 多読術
- 熟読術
- 速読術
についての基礎を学んだことになります。
「読書の技法」を読み終わった私は、別の方が出版されている読書術の本を読んでみました。
それが、樺沢紫苑さん著の「読んだら忘れない読書術

これもまた別記事にて紹介していますが、この本を読むのにかかった時間は、わずか1時間~2時間。
こんなに速く読めたのは、「読書の技法」で書かれていたことと、同じことが書かれていた部分が多くあったためです。
すでに知っている部分を読む必要はないので、飛ばしながら読んでいけるため大幅な時間カットができます。
関連:【書評・要約】『読んだら忘れない読書術』は効果ある?私自身が実践してみた結果・・・
また、何より基礎知識が身に付いているというのが大きく、読みながら、
「こういうことが言いたいんだろうな」
と主張を先読みして理解することができていました。
このように、基礎知識を先に身につけておくことで、その後の本を読むスピードも大幅に変わってきます。
まずは、熟読すべき本を見つけて基礎知識を身につけましょう!
『読書の技法』まとめ
本を読む時間をなかなかとることができず、速読を身につけようと多くの速読術の本を読んできたという方もいるでしょう。
しかしほとんどの速読術の本では、速く本を読むのが目的となっており、その先がありません。
確かにそういう速読術の本を読めば、本を読む速度は早くなるかもしれませんが、速読で読んだ本の内容を1か月後、2か月後本当に覚えていますか?
本を読む目的は、自分自身に知識を蓄え自己成長することです。
本の内容を、自分に身に付けなければ意味がありません。
本物の知識を身につけるためにも、今回紹介した「読書の技法
きっとこれからの読書に対する向き合い方が変わってきますよ。
以上、今様(@imayou_check)でした。