こんにちは、今様です。
水上颯さんと言えば、「東大医学部のプリンス」や「東大医学部の異端児」とも呼ばれ、数多くのクイズ番組に出演されています。
そんな彼の学びの記録がまとめられているのが『水上ノート』
学生だけではなく、教養を学び直し、改めて知識を身に付けたいビジネスパーソンにもおすすめの1冊。
本記事では、『水上ノート』を読んでみての書評を執筆しています。
『水上ノート』の著者「水上颯」とは?
まずは、著者の水上颯さんの紹介から。
- 開成高校⇒東京大学医学部
- 2012年 『全国高等学校クイズ選手権』優勝
- 2014年/2015年 『最強の頭脳 日本一決定戦! 頭脳王』優勝
- 東大王やネプリーグなどといったクイズ番組に出演
すごい経歴ですよねw
本人も「僕にとってのクイズは、人生です」とも語っていますし、本当にクイズが好きなんでしょうね。
そんな水上颯さんが、クイズを勉強するうえでまとめたノートが『水上ノート』です。
『水上ノート』はビジネスマンこそ読むべき!
『水上ノート』は、
- 第1部…クイズの概要や楽しみ方
- 第2部…ジャンル別の知力アップテキスト
という2部構成。
本書の中で水上さんは、
普段から頭に知識が蓄積されているからこそ、何か問題が起これば、即座に様々な情報と比較したり、歴史を考え、未来を予測したり、決断できるのだと思います。
『水上ノート』P.4より引用
と語っています。
つまり、自分自身に知識がないと臨機応変に対応ができないということ。
そして、その知識を蓄積するための方法が「クイズ」です。
クイズでは様々なジャンルから問題が出題されるため、膨大な知識量がないと解くことはできません。
そのため、クイズをやっていくだけで自然と知識が身に付き、世の中を知るきっかけにもなるんです。
こういった知識が身に付き世の中を知ることのできるクイズは、ビジネスパーソンにこそやってほしいこと。
クイズを通して知識が身につけば、「頭が良い」と周りからの評価も上がり、トラブルが起こった時も焦らずに対処できます。
そういった面を見ても、ビジネスパーソンこそクイズをおこない知識を身につける必要があるのではないでしょうか。
そして、クイズをやるうえで必要な知識の要点をまとめてくれているのが、本書の第2部。
この第2部では、およそ200ページにわたり水上さん本人が勉強していた内容がジャンルごとにまとめられています。
ジャンルは、
- 芸術家・建築
- 料理・スポーツ
- 政治・科学者
- 言葉・記号
- 雑学・その他
の5つ。
広範囲にわたって重要なポイントがまとめられており、あなたの知らなかった知識も身に付くでしょう。
これだけ読めば、クイズをやるうえでの知識を身に付けることができますよ。
知識は「クイズ」で身に付けられる!

あなたが、『水上ノート』の著者である水上颯さんに興味があるのであれば、多くの知識を身に付けて頭がよくなりたいのではないでしょうか。
そういった方には、ぜひこの本を読んでクイズに興味を持っていただきたい。
なぜなら、この本を読んだ私自身、クイズで知識が身に付くことを実感できたからです。
記憶へ定着させるコツは「心を動かす」こと

クイズ番組などでもそうですが、クイズを解いていくと「へえー」と納得する部分が多くあります。
この「へえー」という感情が、記憶するうえで最も重要。
下の記事でも紹介していますが、記憶に定着される情報は、
- 何度も利用される情報
- 心が動いた出来事
の2つ。

クイズを解いていくと「へえー」と思う部分が多くあり、心が動かされます。
そのため、クイズは知識を記憶するためにはうってつけの手段なんです。
例えば、「炭酸飲料用のペットボトルの底の花弁状の部分は何という?」という問題。
この答えは、「ペタロイド」
「へえー」となりましたよね?
クイズでは、こういった意外性があり面白みのある問題が多くあるため、知識を記憶しやすいんです。
クイズは問題文が面白い!

『水上ノート』を通じて感じたことは、「クイズって問題文からも学べるからおもしろい!」ということ。
例えば、
「父親に『くたばってしまえ』と言われたことからペンネームを付けた、『浮雲』などの代表作がある日本の小説家は?」
という問題。
答えは、『二葉亭四迷(ふたばていしめい)』

「くたばってしまえと言われたことからペンネームを付けた」という部分が、すごいインパクトがあって記憶にも残りますよねw
クイズでは、こういった問題文の中に面白みが隠されており、問題文からも勉強することができるんです。
学校の勉強では解答をするのがメインでしたが、クイズでは解答だけじゃなく問題文からも様々な知識が身につきます。
楽しく知識が身に付けられるクイズなら、あなたも継続して勉強ができるかもしれませんよ?
まとめ
この『水上ノート』は、第1部・第2部と分かれていますが、特に読みごたえがあるのが第2部。
第2部では、水上さん本人がクイズをするうえで勉強した「重要なポイント」をまとめてくれています。
その第2部を読んでおけば、学生時代の教養の学び直しにもなり、新たな知識とも出会えるでしょう。
今勉強し直して、新たに成長していきたいという方にはおすすめの1冊となっています。
気になった方はぜひ読んでみてくださいね。
以上、今様でした。