こんにちは、「思考方法は、すべて認知特性で決まることが分かった」今様です。
何かを考える方法も、記憶する方法も人それぞれ違います。
全人類が、同じような頭の仕組みをしているわけはありません。
では自分も含め、人々はどのような思考方法をしているのか。
その疑問を解決するために、「医師のつくった『頭の良さ』テスト-認知特性から見た6つのパターン-」という本を読んでみました。
すると、人の思考や記憶には「認知特性」が関係していることが分かったので紹介します。
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目次
考えているときの人の頭の中を見てみたい
私は常日頃から、
「他人の頭の中を見てみたい」
と言っています。
というのも、私自身「考える」という行為は意識的に行おうとしているのですが、考えている時の思考回路が自分でもわかっていないんです。
頭の中でイメージが流れたり、言語で思考しようとしている時はありますが、それが自分にとって最適な思考方法かどうかもわかりません。
そこで、
「他の人の思考回路を参考にすれば、少しでもこの疑問が解決するのでは?」
という考えに至りました。
あなたが考えているとき、頭の中はどうなっていますか?
身近な人で実験してみた
他人の頭の中を見ることはできませんが、直接聞くことはできます。
というわけで、検証してみました!
私の身近な人に、
- 寒ければ寒いほど、あつくなるものってなぁに?
- 本能寺の変が起こったのは何年?
という2つの問題を投げかけました。
あなたも一緒に考えてみましょう!
寒ければ寒いほど、あつくなるものってなぁに?
この問題の模範解答は、「氷」か「服」(他にもあるかもしれませんが・・・)
ここで重要なのは、答えが合っていたかではなく、「思考中の頭の中はどうなっていたか」ということです。
検証した結果、
- 連想されるイメージで考えていた
- 聞いた文章を頭の中で音声化して、言語で考えていた
という2パターンが、主に出てきました。
今回のなぞなぞでは、イメージでの思考が強かった人の方が、回答が早い傾向にありました。
これは個人差や、なぞなぞの種類によって変化しそうですが。
本能寺の変が起こったのは何年?
本能寺の変が起こったのは、1582年が正解。
この問題では、思考回路というよりも記憶方法について知るのが目的でした。
問題を出題した結果、
- 高校時代の教科書の年表を思い出してた
- いちごぱんつ(1582)という語呂で覚えていた
という2パターン出てきました。
「年表を思い出してた」という方は、記憶を一枚の写真として保存しているようです。
また、「語呂で覚えていた」という人は、印象に強く残っていたので覚えていたと言っていました。
この2つの問題を出して気づいた点は、人それぞれ思考方法や記憶方法が違っているということです。
人は認知特性によって分けられる、らしい
色々調べていくうちに出てきたのが、
「認知特性」
というもの。
この認知特性とは、「外部からの情報を頭の中で理解したり、記憶したり、表現したりする方法」のことを言います。
もっと簡単に言うと、思考や認知のやりやすさ(好み)のことです。
この認知特性は人それぞれに向き不向きがあり、この特性を元に人は思考しているというのがわかりました。
認知特性は大きく分けると3つ、細かく分けると6つに分けることができます。
- 写真(カメラアイ)タイプ【視覚優位者】
- 三次元映像タイプ【視覚優位者】
- 言語映像タイプ【言語優位者】
- 言語抽象タイプ【言語優位者】
- 聴覚言語タイプ【聴覚優位者】
- 聴覚&音タイプ【聴覚優位者】
簡単に解説しましょう。
※自分自身の認知特性が知りたければ、下のURLからテストしてみてください。
写真(カメラアイ)タイプ【視覚優位者】
「写真(カメラアイ)タイプ」は頭の中にカメラが入っており、何かを記憶する際はそのカメラのシャッターを切って写真として記憶します。
先ほど紹介した、本能寺の変の起こった年を教科書の年表から思い出していた人は、このタイプに当てはまります。
このタイプの人は目で見た情報を、普通の人よりも瞬時に判断して処理できるようです。
三次元映像タイプ【視覚優位者】
「三次元映像タイプ」は、先ほどの写真タイプの特性に、時間と空間という軸が加わったタイプになります。
立体的である人の顔を覚えるのが得意で、立体的な絵を描くことにも長けています。
何かを記憶する時も一場面だけでなく、前後関係も思い出や感情を含め一緒に記憶することができます。
言語映像タイプ【言語優位者】
「言語映像タイプ」は、本や小説を読むとその場面を簡単にイメージすることができます。
記憶も言語として記憶するというより、映像として記憶する人の方が多い傾向にあるようです。
私はこのタイプに近く、ラノベなどを読んでいるときは、頭の中でアニメ化したものがイメージされています。
言語抽象タイプ【言語優位者】
「言語抽象タイプ」は、わかりづらい文章を図式化することが得意です。
例えば、授業のノートをわかりやすく図や相関図にしてまとめていた人は、このタイプと言えます。
記憶する際も、文字を見るのが得意なので、紙に一度書いて記憶した方が効率的です。
聴覚言語タイプ【聴覚優位者】
「聴覚言語タイプ」は、言葉を聞くのが得意なタイプと言えます。
相手の話を聴いているだけで理解することができ、言語そのもので考えることができます。
何かを覚えるときに「暗唱」していた人は、このタイプと言えるでしょう。
聴覚&音タイプ【聴覚優位者】
「聴覚&音タイプ」は、先ほどの聴覚言語タイプと同じで、言葉を聴くのが得意なタイプです。
ただ違う点があるとすると、言語的な意味のない音階も理解することができるという点です。
つまり、「絶対音感」を持っているという方はこのタイプだといえます。
このタイプの方も、記憶する時は「暗唱」した方が効率的でしょう。
認知特性テストをやってみた結果
上のグラフは私の結果です。
視覚優位者である、「三次元映像タイプ」ということがわかりました。
また、言語優位者の「言語映像タイプ」と「言語抽象タイプ」も比較的高い数値を表しています。
小説を読んでいる時は頭の中で情景がイメージされていますし、記憶を探っても映像として残っていることが多いのは確かです。
このことから考えても、テストの数値はあながち間違っていないことが分かります。
ただ、自分の特性がわかったところで活用できなければ意味がありません。
あなたに合った特性の活用方法や、得意な能力を伸ばす方法については、今回参考にさせていただいた、「医師のつくった『頭の良さ』テスト-認知特性から見た6つのパターン-」で紹介されています。
少しでも気になった方は、ぜひ読んでみてください。
まとめ
「自分の思考回路がよくわからない」
と思っていた私ですが、今回参考にした「医師のつくった『頭の良さ』テスト-認知特性から見た6つのパターン-」を読むことで、少しではありますが知ることができました。
これからは今まで以上に考える機会を増やし、自分なりの思考するコツをつかんでいきたいですね。
今回紹介した認知特性を知ることで、自分についてもっと詳しくなりもっと成長することができます。
参考にした本の中には、認知特性ごとに相性のいい職業も紹介してくれています。
少しでも気になった方は、ぜひ手に取ってみてくださいね。
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