こんにちは、今様です。
メンタリストDaiGoさんと言えば、心理学や科学の知識が豊富なことで有名ですが、その知識はほとんど本から得ているようです。
そんなDaiGoさんの1日の読書量は10~20冊。
この圧倒的な読書量を可能にしている読書術について紹介されているのが、『知識を操る超読書術』という本。
本書では、DaiGoさんが読書をするときにおこなっている読書術や、読書のサイクルについて解説されています。
読書は読む前から始まっている!
一般的に、読みたい本を購入するとすぐに読み始める方が多いでしょう。
以前の私もそうでした。
しかし、『知識を操る超読書術』では、「本を買った後すぐに読み始める」という読み方をくつがえされます。
結論から言うと、本から得た知識をアウトプットできるかどうかは、1つ目の「本を読む準備」をしているかどうかで7割決まります。
『知識を操る超読書術』 P.6より引用
この一文から分かるように、本を読むうえで「読む準備」が最も重要だと言っています。
それでは、「読む準備」とは何なのか。
それは、「本を読む目的を明確にする」ことです。
あなたがビジネス書や実用書を読もうと思っているのは、何か新しい知識が欲しいからですよね?
その欲しい知識を本を読む前に明確にしておくことで、読み終わったときにあなたに残っている知識の質と量が変わってきます。
もし本を読む目的を明確にしておけば、
- 本の内容を上手く理解できない
- 本で学んだ情報を実践できない
という悩みも解決することができるんです。
しかし、本に何が書かれてあるかわからない状況では、その本からどんな知識を得られるかなんかわかるはずないですよね。
そういった状況でも、本を読む目的を明確にするために必要な「本との向き合い方」が本の中で解説されています。
具体的なノウハウとしては、
- メンタルマップ
- キュリオシティ・ギャップ
- セルフテスト
の3つが紹介されています。
これらを本書で学び実践することで、本の理解度が格段に上がりますよ。
また、それ以外にも
- 読書にまつわる3つのフェイク
- 理解力と記憶力を高める読み方
- 知識を自在に操るアウトプット法
などが紹介されています。
読む目的を知れば質も速度も変わる!
先ほども述べた通り、私はこの本と出合うまで何の準備もせずに本を読み進めていました。
しいて言うなら、目次を読んで本の流れをつかむということぐらいしかやってきていません。
しかし『知識を操る超読書術』の読後では、いかに事前準備が読書をするうえで重要かを認識させられます。
なぜなら、事前準備をすることで
- 本から得られる知識の質
- 本を読む速度
が格段に上がることを実感できたからです。
目的がはっきりすると知識の質が変わる
欲しい知識があるからこそ、必要な情報に気づき、その「使い方」を考えるはずです。
『知識を操る超読書術』P.53より引用
本を読む前の準備として、本を読む目的がはっきりしていると、欲しい知識に対する感度が高まります。
そうすれば、あなたの欲しい知識を本の中から見落とすことはありません。
私自身この本を読み終わった後に、「もっと本を読む前の準備について深く理解したい!」という目的をもち、もう一度読んでみました。
すると、1回目の読書では気づけなかった部分に目がいき、新しい気付きを得ることができたんです!
「本1冊全部を読んで理解してやろう!」と思っても、なかなかそれは難しいです。
ですので、まずはあなたが知りたい知識を明確にして読み進めていきましょう。
そうすれば、私のように2回読む必要もなくなりますよw
目的があれば、本を読む速度も速くなる
まず本を読む前に、その本を読むことによって何を手に入れたいのかを考えてください。すると、読むべき箇所が10分の1にまで減らせます。
『知識を操る読書術』P.34より引用
本を読む目的をはっきりしておけば、本を読む速度も速くなってきます。
なぜなら、あなたが必要としている知識が書かれた箇所だけ読めばいいからです。
1冊の本の中で、あなたが本当に必要とする情報が書かれている部分は限られています。
本のたいていの部分が、著者の体験談やすでにあなたが知っている情報などが書かれており、そういった部分はあなたが読む必要がなく読み飛ばしても良い部分。
実際『知識を操る超読書術』を読む前に、「もっと本を読む前の準備について深く理解したい!」という目的を持つと、読むべき箇所は
- まえがき
- 第一章
- 第二章
のみとなります。
あなたが立てた目的を達成できる部分以外は、無理に読む必要はないんです。
読書で重要なのは、あなたが目的としている知識を得ること。
それ以外は読み飛ばしても何ら問題ありません。
最初は、本の最初から最後まで読まないともったいないように感じるかもしれませんが大丈夫です。
読みたくなったら、また読めばいいんです。
1回の読書で全部を知ろうとするのではなく、あなたが知りたい知識を身に付けられるような読書をしましょう!
まとめ
『読書を操る超読書術』は、本を読んでも知識として身に付かず、実生活で活用できていない人にはぜひ読んでほしい1冊です。
今まで本を読んでも1冊読み切れたことが無いという方でも、この本を読めば読書の本質を理解でき、「1冊全部読まなくてもいいんだ!」ということに気づけます。
本を読むのは、欲しい知識を得るためです。
その知識さえ得ることができれば、1冊全部を読む必要ありません。
『知識を操る超読書術』では、そういった読書の正しいあり方に改めて気づかせてくれる本となっています。
気になった方は、ぜひ読んでみてくださいね。
以上、今様でした。