こんにちは、今様(いまよう)です。
アドラー心理学の教えを書いた『嫌われる勇気』が発売されてから、アドラー心理学が注目されるようになりました。
私自身、アドラー心理学の中身を知ったのはこの本がきっかけです。
そんなアドラー心理学について、もっと知りたいと思い探していた時に見つけたのが、『まんがで身につくアドラー 明日を変える心理学』
「まんがで身につくシリーズ」は、イメージしながら流れで読むことができるため、記憶にも残りやすいです。
アドラー心理学を学びたいなら、『嫌われる勇気』よりも先に、本書を読んでみることをオススメします。
本記事では、『まんがで身につくアドラー 明日を変える心理学』について紹介していきます。
『まんがで身につくアドラー』著の鈴木義也さんとは?
まずは、本書の著者である鈴木義也(すずきよしや)さんの紹介から。
- 東洋学園大学人間科学部教授
- 日本個人心理学会会長
- 臨床心理士/学校心理士
- カウンセリングや教育でアドラー心理学を実践的に活用
といった経歴です。
「日本個人心理学会」は、アドラー心理学を研究する団体で、会長をやられています。
他の著書には、『臨床アドラー心理学のすすめ』『初めてのアドラー心理学』があるなど、アドラー心理学に精通している方。
そんな著者が、まんがでわかりやすくアドラー心理学について解説しているのが『まんがで身につくアドラー』です。
『まんがで身につくアドラー』要約
『まんがで身につくアドラー 明日を変える心理学』では、アドラー心理学についてまんがで学ぶことができます。
アドラー心理学とは、「過去にとらわれない未来志向」の心理学。
これは、過去にある「原因」によって動かされるのではなく、現在の「目的」を達成するために生きている、という考え方が軸になっています。
例えば、「子どものころに虐待を受けたから、大人になってもうまく適応できない」と過去の原因によって動くのが、原因論。
これに対し、「社会に出て他者と関わりたくないから、過去の虐待を受けた記憶を持ち出す」という考え方をするのが、アドラー心理学の目的論です。
本書は、
- 優越感と劣等感
- ライフ・タスク
- 課題の分離
- 家族会議
- 意味づけ
- ライフスタイル
- 不完全である勇気
- 共同体感覚
の8つのチャプターで構成されています。
各チャプターごとに、別々の悩みを持った男女7名が登場します。
悩みを聞いたカフェのマスターが、アドラー心理学を活用して解決していくという流れです。
登場キャラたちの悩みは、実際に身近に起こりうるものばかり。
あなたの過去の体験とも照らし合わせながら読み進められるので、「なるほど」と納得しながら読み進められるでしょう。
後半には、『もっと詳しく知りたい!アドラーの言葉』として、アドラー心理学について詳細に解説されています。
アドラー心理学について詳しく知るきっかけになるので、気になったらぜひ読んでみましょう。
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『まんがで身につくアドラー』で学べた2つのこと

本書を読んで、特に気になったのが、
- 課題の分離
- 不完全である勇気
の2つです。
責任感が強く心配性な私ですが、この2つのチャプターは他以上に学べた内容でした。
課題の分離

「課題の分離」とは、他人の課題と自分の課題を分離させ、他人の課題には手を出さないというものです。
誰かに頼まれたことを断れず、嫌々こなした経験はありませんか?
責任感が強いと頼まれても断ることができず、他人の手助けばかりしてしまいます。
しかし、それではあなたが本当にやらないといけないことができず、お手上げ状態になるでしょう。
そうなる前にやるべきなのが、課題の分離です。
やるべきことが増え始めたときに、
「これはだれの課題だろう?」
「これって私がやること?」
という風に考えてみましょう。
そうすることで、他人の課題と自分の課題を分離させることができます。
責任感を持つことは良いことですが、他人の期待を満たすために生きてはいけません。
あなたの人生はあなたのものです。
自分のやるべき課題に集中して、ストレスをため込まないようにしましょう!
不完全である勇気

「不完全である勇気」は、自分の不完全さを受け入れられる心の強さのことを言います。
人は、不完全な自分を認めることができず、常に完璧な存在であろうとします。
しかしそれでは、失敗を恐れて行動できません。
もし行動しても、失敗した時に自分ではない誰かに責任転嫁します。
私自身ブログを始める前に、「ある程度の知識を身に付けておこう」と思い、3~5冊ほど本を読みました。
その考えの裏には、「失敗したくない」という思いがあるんです。
常に完璧にこなそうとすると、失敗した時の反動が大きく、次の挑戦ができなくなります。
目指すべきは、完璧ではなく完了です。
不完全である自分を受け入れ、様々なことに挑戦していきましょう。
そうすれば、新たな道も開けてきますよ。
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まとめ
- アドラー心理学を初めて読もうと思う人
- アドラー心理学をまんがで知りたい人
- いまの自分を変えたいと思っている人
アドラー心理学は、あなたの常識を覆してくれるものです。
最初は受け入れがたく、「そんなことない!」と思う部分もあるかもしれませんが、解説部分を読めば納得できるでしょう。
現に、アドラー心理学の教えを書いた『嫌われる勇気』は、200万部を超える大ヒット作品となっています。
少しでも「変わりたい!」と思う自分がいるのでしたら、ぜひアドラー心理学を本書から学んでみてください。
きっと、あなたの常識が覆りますよ。
以上、今様(いまよう)でした。
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